寄り添うことで大きなやりがいを得られる仕事

保育士

保育士は「子どもが好き」「子どもの成長に関わりたい」という人に人気の職種です。保育園の1日は、歌やダンス、工作、外遊びなど、子どもたちの笑顔であふれています。子どもたちの成長を間近で見守れるのは、保育士の大きな特権です。昨日できなかったことが今日できるようになったり、初めて言葉を話したり…日々成長する姿に喜びとやりがいを実感できます。保護者との信頼関係も大切です。保育士はともに子どもを支えるパートナーとして、保護者に日々の保育の様子を伝え、子育ての悩みを共有します。「先生のおかげで毎日楽しそうに通っています」という感謝の言葉をもらえたときなど、保育士としてのやりがいを再認識できるでしょう。特に卒園式は特別な日です。成長して巣立つ子どもたちを見送る時、胸にこみ上げるものがあります。未来を担う子どもたちの成長を間近で見守れる、やりがいと責任に満ちた仕事です。

ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーは、様々な社会課題に直面する人々に寄り添い、問題解決を支援する仕事です。生活困窮やDV、虐待など、一人ひとりの状況は複雑で、丁寧な理解と寄り添う姿勢が求められます。相談に訪れる人の中には、不安や苦しみを抱え、誰にも言えない秘密を打ち明ける人もいます。ソーシャルワーカーはただ話を聞くだけでなく、関係機関と連携し、具体的な支援策を考えます。問題解決への道のりは平坦ではありませんが、相談に訪れた人の「現状をどうにかしたい」という思いに寄り添い、粘り強く課題に取り組む必要があります。乗り越える方法をともに考え歩んだ結果、相談者が笑顔を取り戻した時、得られるやりがいは何ものにも代え難いでしょう。また、地域包括支援センターや関係機関など多くの人と関わりながら支援に取り組めるのも、ソーシャルワーカーの大きな醍醐味です。

教師

教師は、子どもたちの未来を育む仕事です。教科の知識だけでなく、生徒一人ひとりの個性と可能性を伸ばし、社会で活躍できる人間へと成長させることも求められます。授業準備やテスト作成、生徒指導、保護者対応など仕事は多岐に渡りますが、生徒の成長を間近で見守り、ともに学び、成長していく過程には大きな喜びとやりがいがあります。生徒が目を輝かせながら学ぶ姿や難しい問題に諦めずに取り組む姿は、働くうえで大きなモチベーションになります。多感な時期の子どもとの向き合い方に正解はありません。自分なりに試行錯誤してともに悩み、たくさん話しをして励ました結果、子どもが何かを乗り越えたときには、自分自身も大きく成長していることでしょう。責任は大きいものの、子どもたちの人格形成や進路決定などを縁の下から手助けできる、やりがいの大きな仕事です。